住まいを探す
夢のマイホームを手に入れるため、また買ったあとで後悔しないためにも、正確な情報を掴み、しっかり検討しましょう。
気にいった物件があれば、実際の建物を内覧するポイントや、買付証明書の発行、住宅ローン事前審査などから売買契約までの流れをご紹介いたします。
(1)『不動産ポータルサイト』より物件検索
物件情報を得るにはチラシ、雑誌、新聞広告、口コミ、などがありますが、その中でも圧倒的に多いのがスマホやパソコンを使って、物件を探す方法でしょう。予算、地域、間取りなど希望条件で検索できる為、非常に便利な収集手段だと言えます。
その中でも、テレビCMで有名な不動産ポータルサイトをご紹介致します。
- at home
東京都大田区に本社を置く不動産情報や不動産業務ソリューションなどを提供する企業。主な事業は不動産会社間情報流通サービス、消費者向け不動産情報サービス、不動産業務支援サービスなど。
- suumo
スーモ(英文表記:SUUMO)とは、リクルートによって制作されたマスコットキャラクターである。 不動産情報やCMなどが存在する。
- Yahoo!不動産
全国のマンション、一戸建ての最新物件情報や、売却査定、不動産ニュースなど。新築、中古、賃貸、注文住宅、あなたの住まい探しに役立つ住宅情報でサポートします。
- HOME’S
あなたにぴったりの住まいがきっと見つかる!こだわりの条件で希望の物件をサクッと検索! 気になる物件を問い合わせて詳しく確認。不動産・住宅情報ならHOME’Sにお任せ!
(2)実際の物件を見る
スマホやパソコンを使って、不動産ポータルサイトで物件検索を行い、気に入った物件があれば、まずは電話やメールで問合せをしてみましょう。
また都合がよろしけば、必ず実際の物件を内覧しましょう。
※内覧のポイント
興味があるところとか、疑問に思われることなど、遠慮なく質問しましょう。特に以下の項目は抑えておきたいものです。
☆過去に雨漏り、シロアリ被害はなかったか
☆境界杭は全てあるか、ない場合は確定測量は実施するのか
☆隣地との越境物などはないか
☆付帯設備、配管等は正常に稼働するか
☆騒音、振動、異臭等はないか
☆過去に浸水等の被害はなかったか
☆建築確認申請書など、行政からの許可証はあるか
※価格について、一番聞きたいところですが、一般的には買付証明書(購入申込書)を発行後、売主と交渉しますので、その場での金額交渉は難しいです。
マンションと一戸建ての比較
住宅購入を検討する際、マンションにするか一戸建てにするかは悩みどころです。限られたご予算、大切に使いたいものです。そこで、マンションと一戸建ての比較を行ってみました。
最寄り駅 | 駅から近い物件が多い。生活利便・通勤利便性に優れてる。 | 駅から離れる傾向が多い。 |
間取り | 3LDK、4LDKが中心の間取り。リビングなどを通って個室に入る部屋もある。 | 4LDKが中心の間取り。1部屋の広さがマンションと比較して広い。 |
日当り・風通し | 開口方向が限られる為、日当り、風通しが制限される。 | 開口部が全方向取れるので、日当り、風通りが良い。 |
設備 | 新築マンションであれば、床暖房、食洗機など豪華な設備ついてる。 | 床暖房、食洗機など、装着してない物件の方が多い。 |
収納 | 居住スペースを優先のため、収納は少ない。 | 納戸、クローゼット、食品庫など収納関係は多い。 |
セキュリティー | 建物全体のオートロックや、個別セキュリティーなどもある。 | 標準では装着してない。購入後、自分でつける必要がある。 |
リフォーム | 共用部や構造上の制限から、リフォーム内容は限られる。 | 建物構造をチェックしながら、自由にリフォームが出来る。 |
駐車場 | 1住戸につき1台である。 | 最低でも2台確保が一般的です。3台以上の物件もある。 |
管理 | ゴミ出し・清掃・修繕もすべて管理会社が代行する。 | 全て自主管理しなくてはならない。 |
維持費 | 管理費、修繕積立金が毎月2万円~3万円程かかる。 | 15年~20年程度の外壁塗装、防水工事、シロアリ工事が必要な場合があります。 |
令和3年度住宅市場動向調査(国土交通省HP)
令和3年度住宅市場動向調査が国土交通局 住宅局から発表になっております。実際に住宅を購入した方のアンケ―ト結果ですのでとても参考になります。
(1)比較検討した住宅
分譲戸建住宅取得世帯は、住宅取得にあたって、64.6%が同じ「分譲戸建住宅」同士を比較検討している。次いで47.4%が「注文住宅」と、26.3%が「既存(中古)戸建住宅」との比較をしている。
他方、分譲マンション取得世帯は、80.0%が同じ「分譲マンション」同士を比較検討している。次いで32.1%が「既存(中古)マンション」と、24.6%が「分譲戸建住宅」と比較している。
既存(中古)戸建住宅取得世帯は、住宅取得にあたって、その69.3%が「既存(中古)戸建住宅」同士を比較検討し、次いで33.8%が「分譲戸建住宅」と比較している。他方、既存(中古)マンション取得世帯は、76.1%が「既存(中古)マンション」同士を比較し、次いで34.9%が「分譲マンション」と比較している。
(2) 住宅の選択理由
分譲住宅取得世帯における住宅の選択理由は、分譲戸建住宅取得世帯では「一戸建てだから」が最も多く61.1%、次いで「新築住宅だから」が57.9%。また、分譲マンション取得世帯では「住宅の立地環境が良かったから」が最も多く69.6%、次いで「新築住宅だから」が63.9%。
既存(中古)住宅取得世帯における住宅の選択理由は、既存(中古)戸建住宅取得世帯で「価格が適切だったから」が最も多く61.7%、次いで「一戸建てだから」が57.6%。既存(中古)マンション取得世帯では「住宅の立地環境が良かったから」が最も多く66.2%、次いで「価格が適切だったから」が64.4%。
(3) 既存(中古)住宅にしなかった理由
既存(中古)住宅を選ばなかった理由は、「新築の方が気持ち良いから」が最も多く、分譲戸建住宅取得世帯で70.5%、分譲マンション取得世帯で65.7%。次いで、「リフォーム費用などで割高になる」が分譲戸建住宅取得世帯で35.8%、分譲マンション取得世帯で33.2%
既存(中古)住宅を選んだ理由は、既存(中古)戸建住宅取得世帯で「予算的にみて中古住宅が手頃だったから」が63.4%で最も多く、次いで「新築住宅にこだわらなかったから」が45.2%。既存(中古)マンション取得世帯も同様に「予算的にみて中古住宅が手頃だったから」が70.1%で最も多く、次いで「新築住宅にこだわらなかったから」が41.2%。
(3)買付証明書発行
実際の物件を内覧して、気に入ったら買付証明書(購入申込書)を発行しましょう。買付証明書(購入申込書)とは、物件情報の検討や現地調査を行い条件の合う物件を見つけたら、買主が売主に対して、不動産を購入する意思があることを伝える書面で、契約書を交わす前に用いられます。
契約書と違い、売主と買主の双方に権利や義務は発生しませんが、契約をする意思が有ることを確認することにより、売買金額や引き渡し時期、その他の要件を調整するのに有効で、不動産の売買では慣習として使われています。
当社では買付証明書(購入申込書)の有効期間は7日~14日間で、申込金などは不要です。
民法の原則によると、契約は当事者間の申込みと承諾により成立するものとされていますが、このような買付証明書(購入申込書)や売渡証明書には原則として契約の申込みや承諾の効力は認められず、その後、売買契約の締結に至らなかったとしても、当事者双方は相手方に対して売買契約に基づく義務(不動産の引渡義務や売買代金の支払義務等)を負いません。
(4)住宅ローン事前審査
買付証明書を発行後、売買契約までにローン事前審査の承認を得ましょう。
売買契約後であっても、ローン審査は構いませんが、ローン承認が得られなかった場合は『融資特約』で白紙撤回になるとはいえ、あまり気分が良いものではないので、売買契約までに済ませたいものです。
事前審査とは本審査と違い、基本的に個人情報に基づく、その個人の属性を審査します。よって、過去に金融事故などがあった場合など、ここで撥ねられることになります。
なお、事前審査の承認後は本審査でも承認になるケースが多いです。(※必ず承認になるわけではありません)
ローン事前審査は金融機関その他により相違はありますが、申込から約3日程度で結果ができます。無料です。
(5)重要事項説明・売買契約
価格、諸条件の折り合いがつき、また住宅ローン事前審査の承認がでましたら売買契約になります。
契約場所、手付金の額など、宅地建物取引業により定められております。一般的には買主または売主側の事務所で行うのが多いです。
手付金の額は概ね物件価格の10%ですが、金額の多寡には関わらず、売買契約は成立しますが、売主によっては、手付額を指定する場合がありますので、その時はお気軽にご相談下さい。
不動産では売買契約の前に、必ず『重要事項説明』を行います。契約に先立ち、物件について重要な事項を説明しますので、しっかり理解して下さい。その『重要事項説明』をご承認後、売買契約となります。